日本の数の最も大きい単位は?
億・兆・京と続く先の最大は「無量大数(むりょうたいすう)」。10の68乗。
頁下段参照
江戸の単位(度量衡)〔どりょうこう〕
◆長さ・距離
毛(もう)
約0.0303ミリメートル
厘(りん)
10毛
約0.3030ミリメートル
分(ぶ)
10厘
約3.0303ミリメートル
寸(すん)
10分
約3.0303センチメートル
尺(しゃく)
10寸
約30.303センチメートル
間(けん)
6尺
約1.81818メートル
丈(じょう)
10尺
約3.030メートル
町(ちょう)
60間
約109.0909メートル
里(り)
36町
約3.9273キロメートル
◆容積・体積
勺(しゃく)
約18.039ミリリットル
合(ごう)
10勺
約180.39ミリリットル
升(しょう)
10合
約1.8039リットル
斗(と)
10升
約18.039リットル
石(こく)
10斗
約180.390リットル
◆重量
銖(しゅ)
約0.6グラム
匁(もんめ)
約3.75グラム
斤(きん)
160匁
約600グラム
貫(かん)
1000匁
約3.750キログラム
俵(ひょう)
10斗
約60キログラム
◆面積
坪(つぼ)〈歩ぶ〉
約3.3057平方メートル
畝(せ)
30坪
約99.173平方メートル
反(たん)〈段だん〉
10畝
約991.73平方メートル
町(ちょう)
10反 3000坪
約9917.3平方メートル
■数の単位
大きい数の単位
10の何乗
小さい数の単位
10の−何乗
一(いち)
0乗
一(いち)
0乗
十(じゅう)
1乗
分(ぶ)〔デシ〕
−1乗
百(ひゃく)
2乗
厘(りん)〔センチ〕
−2乗
千(せん)
3乗
毛(もう)〔ミリ〕
−3乗
万(まん)
4乗
糸/絲(し)
−4乗
百万 〔メガ〕
6乗
忽(こつ)
−5乗
億(おく)
8乗
微(び)〔マイクロ〕
−6乗
十億 〔ギガ〕
9
乗
繊(せん)
−7乗
兆(ちょう)〔テラ〕
12乗
沙(しゃ)
−8乗
京(けい)
16乗
塵(じん)〔ナノ〕
−9乗
垓(がい)
20乗
埃(あい)
−10乗
●(じょ)のぎ篇に予
24乗
渺(びょう)
−11乗
穣(じょう)
28乗
漠(ばく)〔ピコ〕
−12乗
溝(こう)
32乗
模糊(もこ)
−13乗
澗(かん)
36乗
逡巡(しゅんじゅん)
−14乗
正(せい)
40乗
須臾(しゅゆ)
−15乗
載(さい)
44乗
瞬息(しゅんそく)
−16乗
極(ごく)
48乗
弾指(だんし)
−17乗
恒河沙(こうがしゃ)
52乗
刹那(せつな)
−18乗
阿僧祗(あそうぎ)
56乗
六徳(りっとく)
−19乗
那由他(なゆた)
60乗
虚空(こくう)
−20乗
不可思議(ふかしぎ)
64乗
清浄(せいじょう)
−21乗
無量大数(むりょうたいすう)
68乗
※この部分は版により異なります
吉田光由『塵劫記』(じんこうき)より
■さまざまな畳サイズ
(大←→小
)
・京間
(きょうま)
・六二間
(ろくにま)
・六一間
(ろくいちま)
・中京間
(ちゅうきょうま)
・江戸間
(えどま)
・団地間
(だんちま)
本間(ほんま)
本間間(ほんけんま)
関西間(かんさいま)
佐賀間(さがま)
安芸(あきま)
三六(さぶろくま)
名古屋間(なごやま)
関東間(かんとうま)
田舎間(いなかま)
五八間(ごはちま)
五六間(ごろくま)
3尺1寸5分
(0.954m)
×
6尺3寸
(1.909m)
3尺1寸
(0.939m)
×
6尺1寸
(1.848m)
3尺5分
(0.924m)
×
6尺1寸
(1.848m)
3尺
(0.91m)
×
6尺
(1.82m)
2
尺9寸
(0.879m)
×
5尺8寸
(1.757m)
2
尺8寸
(0.848m)
×
5尺6寸
(1.7m)
中国 四国 関西
九州
山口 広島
中部 名古屋
関東 東北 北海道
※畳の絵の比率は合わせています
度量衡
度:尺〈ものさし〉
長さ
量:桝(ます)
容積・体積
衡:秤(はかり)
重さ
尺貫法
江戸時代、計量単位は用途や地域によってかなりの違いがあった。日本の伝統的な単位系で尺は長さ、貫は重さを表した尺貫法が完全に統一されたのは明治8年(1875)のことである。
インチ
2.54センチメートル
フィート(12インチ)
30.48センチメートル
ヤード(3フィート)
91.44センチメートル
マイル(1,760ヤード)
1.609キロメートル
「長さ」の単位は古来より、どの国でも人間の身体が基準とされてきた。
・キュービット;古代オリエントの単位。肘から中指の先端まで。約0.5m。ピラミッドはこの単位を基準に作られたと言われている。
・スパン;2分の1キュービット
・パーム;3分の1スパン
インチの語源はラテン語の「ウンシア」意味は12分の1。つまりフットの1/12。
ちなみに、1mは地球の北極点から赤道までの距離の千万分の1を1メートルとフランス国内で1791年制定され、のち国際標準となる。1983年以降は光が真空中で2997924458分の1秒間に進む距離を1mとしている。
吉田光由(みつよし)
江戸初期の数学者。
豪商角倉(すみのくら)氏の一族。『塵劫記』は中国の明の「算法統宗」を範とし、計量法、そろばんによる各種計算法・その他をわかりやすく説いたもの。数学の入門書・普及書として果たした役割は大きく、日本初の算術書でベストセラー。
※『塵劫記』は江戸期を通じたロングセラーで、版によって数値が異なる場合があります。
虚
10の−20乗
空
10の−21乗
清
10の−22乗
浄
10の−23乗
●
虚空
10の−20乗
清
10の−21乗
浄
10の−22乗
●
虚空
10の−20乗
清浄
10の−21乗
阿頼耶
あらや
10の−22乗
阿磨羅
あまら
10の−23乗
涅槃寂静
ねはんじゃくしょう
10の−24乗
●
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