アメリカ公使館跡


 
聖路加ガーデン前


説 明 板

アメリカ公使館跡
所在地 中央区明石町八
開港によって日本に駐在した初代アメリカ公使ハリスは、安政六年(一八五九)に現在の港区元麻布一-六の善福寺に公使館を開設しました。ついで、明治八年(一八七五)十二月、築地居留地内のこの地に公館を新築し、はじめて形容を整えました。
後にこれが手狭となり、同二十三年三月、赤坂の現在地(アメリカ大使館)に移転しました。
この公使館跡には、五個の小松石の記念碑が残っています。大きさは、縦八六〜一〇一センチメートル、横八四〜一一八センチメートル、厚さ一八〜三四センチメートル、うち、二個には当時のアメリカの国章である盾、一個には星と鷲と盾、二個には五陵の星が刻まれています。
この記念碑は、築地の居留地時代を伝える貴重な遺品として、中央区民有形文化財に登録されています。
平成八年三月
中央区教育委員会

 

聖路加看護大学前広場に設置されている

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