谷崎潤一郎生誕の地



説 明 板

谷崎潤一郎生誕の地
所在地 中央区日本橋人形町一ー七ー一〇
谷崎潤一郎(一八八六〜一九六五)は、明治十九年七月二十四日、この地にあった祖父経営の谷崎活版所で生まれました。
同二十五年、阪本尋常高等小学校に入学しました。その後、父の事業の失敗により、近くを転々としました。若くして文筆にすぐれ、東京帝国大学国文科を家庭の事情で中退したのち、第二次『新思潮』の同人となり、『刺青』、『少年』など耽美と背徳の世界を華麗に描いて、文芸界で名を成しました。
のち、日本的な伝統美に傾倒し、『蓼喰ふ虫』、『春琴抄』、『細雪』、『少将滋幹の母』などを遺しています。その間、昭和十二年、芸術院会員に推され、同二十四年には文化勲章を受賞しました。
平成七年三月
中央区教育委員会
 
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