安藤広重住居跡



説 明 板

安藤広重住居跡
所在地 中央区京橋一-九
浮世絵師安藤(歌川)広重(一七九七〜一八五八)が、嘉永二年(一八四九)から死去までのおよそ十年間を過ごした住居跡です。
広重は、幕府の定火消同心安藤源右衛門の長男として、八重洲河岸(千代田区丸の内二丁目)に生まれ、家職のかたわらで歌川豊広の門人となりました。「東海道五拾三次」以来、風景画家として著名になり、江戸についても、「東都名所」、「江戸近郊八景之図」、「名所江戸百景」等を遺しています。特に、「名所江戸百景」はこの地での代表作です。
住居は、幕府の奥絵師(御用絵師)狩野四家のうち、中橋狩野屋敷の裏門外にあり、二階建ての独立家屋であったといいます。
平成七年三月
中央区教育委員会
 
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