芥川龍之介生誕の地



説 明 板

芥川龍之介生誕の地
所在地 中央区明石町一〇・一一付近
明治十六年(一八八三)ごろ、この付近(当時の京橋区入舟町八丁目一)に「耕牧舎」という乳牛の牧場がありました。作家芥川龍之介(一八九二〜一九二七)は、明治二十五年三月一日、その経営者新原敏三の長男として、ここに生まれました。
龍之介は誕生後七ヶ月にして、家庭の事情から母の長兄芥川道章に引き取られて、本所区小泉町(現、墨田区両国三町目)に移り、十二歳の時、芥川家の養子になりました。
東京帝国大学在学中から文筆に親しみ、夏目漱石の門に入り、『地獄変』、『羅生門』、『河童』、『或阿呆の一生』など、多くの名作を遺しましたが、昭和二年七月二十四日、三五歳で自害しています。
平成八年三月
中央区教育委員会
 
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