ビバ!江戸
江戸城内堀(内郭)と外堀(外郭)は………つながって「の」の字形!?

江戸城本丸を中心に螺旋(らせん)形に造られた防御の濠(ほり)。〈下図 江戸城外郭 図参照〉


江戸城 城郭


江戸城 内堀
江戸城 内堀

 

江戸城 外堀
江戸城 外堀





本丸
・表向
幕府の中央政庁。
・中奥
将軍の官邸。
将軍の日常の居所。政務を執る場所。
・大奥
将軍の夫人である御台所、側室、奥女中などの生活の場。

表向きと中奥は一続きの建物。
中奥と大奥は銅塀で厳重に仕切られ、上下のお鈴廊下のみでつながっており、大奥へは将軍のみが入ることが出来た。

二の丸
将軍の側室やお手付きの女性の隠居所
三の丸
五代将軍綱吉の幼少時代の住居、生母桂昌院及び側室瑞春院の住居。のちはあまり使用されず。
西の丸
将軍の世継ぎの居所、将軍の隠居所
紅葉山
家康を祀る東照宮をはじめ、歴代将軍の霊廟がつくられた。
その他各種の蔵があり主には武器庫と書物蔵であった。


城門のほとんどは枡形門(ますがたもん)になっています。
≫枡形門

補足
江戸城

三十六見附(みつけ)
見張り番所のある城門を見附とも言った。この数字はあまり正確性はなく、単に語呂合わせか。現在でも「牛込見附」「市ヶ谷見附」「四谷見附」「赤坂見附」の名称は残っている。


現在
外堀は赤坂御門から呉服橋御門までは完全に埋め立てられている。
日本橋川、霊厳島の周り、浜御殿の横以外の下町堀割はすべて埋め立てられている。

普請(ふしん)と作事(さくじ)
築城工事は普請と作事に分かれる。
普請は堀・土塁・石垣の構築、地形の造成等の土木工事。
作事は天守・櫓・土塀・御殿・蔵等の建築工事。
幕府職名にも普請奉行と作事奉行がある。

 

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